中国版ツイッター、日本での公式アカウント発行で 信頼度の高い情報を安心して中国に発信

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発表会に登壇した、Find Japan 代表取締役社長・井上勉氏(右)、 同 代表取締役副社長・盧八味氏(左)、新浪 モバイル事業部総経理・王高飛氏(中)


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発表会当日は、すでに新浪微博の公式アカウントを取得しており、 中国に向けて積極的な情報発信を行っている個人・企業・行政を表彰する 「新浪微博つぶやきチャイナ賞」の授賞式も行われた。 行政の部では、都道府県部門に岐阜県、市町村部門に札幌市、 さらに特別賞として福島県が選ばれた。 企業部門で受賞した全日本空輸は、中国路線の拡大にともない、 中国での認知度を高める目的で高い頻度で情報発信を行っている。


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個人部門は、アイドルグループAKB48から生まれたユニット「DiVA(ディーバ)」のメンバー4人が受賞。 上海のイベントへの参加など中国進出を進める中で、日本語・中国語でのつぶやきを続けており、 4人で15万人近くのフォロワーがいるという。

インバウンド支援事業のFind Japanは29日、都内にて、中国大手ポータルサイト運営の新浪と業務提携したと発表した。また、この業務提携に伴い、新浪が運営する中国版ミニブログ「新浪微博(シナ・ウェイボー)」の日本における公式アカウントの発行・管理サービスを7月1日からFind Japanが独占して行うこともあわせて発表した。

新浪、Find Japanの両社は、「新浪微博」をより安全かつ便利に利用できるよう整備することで、日本企業や個人のユーザーを増やしたい考え。また中国への情報発信手段をより安全かつ簡易なものにすることで、日本企業の中国進出を支援するほか、中国からの観光客誘致を促進するねらいがある。

「新浪微博」は、いわば中国版ツイッター。140字以内でのテキスト投稿が可能であるほか、画像や動画の投稿、スマートフォン端末での位置情報の発信などができる。ユーザー属性のデータ解析やアンケート機能を使って、マーケティングリサーチに活用することもできるという。4月末現在、大都市在住者を中心とする1億4000万のものユーザーが利用しており、中国ウェブサイトのアクセスランキングでは第7位(Alexa調べ 6月27日現在)。1日の投稿数は6000万件にのぼる。

中国のインターネット人口は現在4億7000万人、うちモバイル人口は3億5000万人におよび、SNS利用のポテンシャルは高い。しかし国の情報規制が厳しく、ツイッターやフェイスブックは中国では利用できない。そのため中国では、新浪など国内のネット系企業が独自のソーシャルメディアを開発、人々の人気を集めているのだという。

ユーザー認証や公式アカウント発行がなかったこれまでは、有名企業や芸能人の「なりすまし」アカウントが多数横行し、発信される情報の信頼度を低下させるなど、支障をきたしていた。Find Japanによる認証済みアカウントの発行によって、「日本の企業や団体・個人が、安心して情報発信できるようになる。また、ユーザーからの信頼度も増し、フォロワーの増加が期待できる」と、発表会に登壇したFind Japan代表取締役社長・井上勉氏は話した。

Find Japanは、サービスを開始する7月からの2年間で、2500のユーザーを認証し、公式アカウントを発行することを目指す。今後、投稿内容の中国語への翻訳や、アカウントの運用代行などのオプションサービスも拡充していく。


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