月刊『販促会議』編集部では、企業のスマートフォンアプリ制作に関するアンケートを実施。それによると、スマートフォンアプリ活用における課題として、「アプリの効果・成果が分かりにくい」ことや、「思ったほど広がらない」といったことが挙がった。
アプリ導入時期としては「2010年7月~12月」という回答が多く、スマートフォン普及時期と重なる結果に。このほか、アプリ活用の目的や、平均予算などを聞いている。
スマートフォン利用者が増加しているのは間違いないが、フィーチャーフォン利用者の方がまだまだ多いのも事実。スマートフォン利用者の中に、自社がターゲットとする人がどのくらい含まれていそうなのかを考えておく必要がありそうだ。
*月刊『販促会議』10月号より
効果の測定と利用拡大が課題
アプリのプロモーション活用における課題について聞いたところ、「アプリの効果・成果が分かりにくい」が36.8%となった。認知拡大ならばダウンロード数、通販機能があるならば、売上金額や売り上げ全体に占める割合などが指標となるだろう。
また「スマートフォン利用者数がまだ少ないため思ったほどの広がりにならない」も31.6%となっている。
アプリ制作のスタート時期はスマートフォンの普及台数が伸びた時期と一致
スマートフォンアプリを最初に導入した時期を聞いたところ、「2010年7月~12月」が47.4%となった。続いたのが「2011年以降」の26.3%。企業アプリの場合は、自社のユーザー層がスマートフォンを使い始め、増えてこそ効果を発揮する。2010 年後半という、スマートフォン普及時期に参入が重なるのは当然の結果と言える。
予算401万円以上の企業が57.9%
企業アプリ制作における平均予算を聞いたところ、「601万円以上」が最も多く26.3%となった。続いたのは「401万円~ 500万円」の21.1%。それよりも少ない予算もあるが、401万円以上かけている企業の割合は57.9%となった。キャンペーンの一環として組み込むのか、長期的に使ってもらえるものとするのかによって予算は大きく変わる。
月刊『販促会議』2011年10月号
【最新事例】 集客・購買に直結するスマートフォンアプリ より一部抜粋