インターネットマーケティングの支援ツールを提供するビービットは10月15日から、ネット広告効果測定ツール「ウェブアンテナ」の新機能として、携帯(フィーチャーフォン)向け検索サイトやソーシャルメディア経由の効果測定と、広告・検索・ソーシャルを含めた間接効果の測定機能の提供を開始する。同社が20日発表した。
これまで同様のツールは携帯広告の効果測定しかできず、携帯での検索やソーシャルメディアからの流入が計測できないものがほとんどだった。今回の新機能で測定できる領域として、自然検索流入やキャリア公式ページが提供する検索機能からの流入などが新たに追加される。
また、間接効果の測定例としては、たとえば最初ツイッターからの流入で商品の存在を知り、広告経由での情報収集を経て、最終的に商品名の指名検索でコンバージョンに至った場合、ツイッターは初回認知に貢献したと評価できるが、このような詳細情報も取得可能となる。
「これまでの効果測定はどちらかと言えばPCが中心だった。携帯デバイスでのコミュニケーションが重要になっている今日、携帯の効果測定もPCと同様に行えることが必要」と遠藤直紀・代表取締役はコメントした。同社によると、「2011年中に10社への導入が目標」としている。