千趣会は創業56周年の創立記念日にあたる11月1日、新しい企業ビジョン「ウーマンスマイルカンパニー SENSHUKAI」を制定し、28日から社外にも発表した。
今回の新企業ビジョン策定にあたっては、ビジョン達成に向けての社内スローガン「世界一女性を笑顔にする会社になろう」もあわせて制定。
同社では今年1月、田邉道夫氏が新社長に就任。これまでの「創業期」を経て「守成」期、つまり創業者の思いを受け継ぎ、その築きあげたものをいっそう堅固にして社会に役立てる期間と考え、新しいビジョンを宣言した。
「これまで様々な場面で発信してきた言葉は、社外向けか社内向けか、またサービスに関するものか企業についてなのか、定義がないまま使われてきた」(東京総務・広報部)。そこで、「守成」元年に当たる今年、創業当時からある「社是」、創業者が定めた「行動規範」、そして新たに制定した「ビジョン」、「スローガン」について同社としての定義を決めた。
制定にあたっては、第1フェーズ、第2フェーズを設け、社員がプロジェクトに関わった。
第1フェーズ(2010年5月~2011年7月)は、「新中期3か年計画の達成に向け、社内外に発信する統一された『千趣会ビジョン』の構築すること」を目的に、部門を横断した若手プランナーを中心に新ビジョンの原案を確定。第2フェーズ(2011年9月~2011年11月1日)には、新ビジョンの浸透を目的としたツール作成、運営体制を検討。経営管理部が主体となり、各事業部、人事、広報、IR、企画部門から選出された約20人が発表に向けての準備を行った。
11月1日、社内に向けた新企業ビジョンの発表は、今年1月に就任した田邉道夫社長が創立記念日に全社員を会議室に一堂に集めて行い、遠隔地はライブ中継で同時刻視聴した。