インテルの「The Museum of Me」が、優れたWebサイトを顕彰する「The Favourite Website Award」(FWA、本拠地=イギリス)が選ぶ2011年度の最優秀Webサイト「The Site Of The Year 2011」(SOTY)を獲得した。企画制作はProjector、DELTRO、太陽企画、Rhizomatiks、MountPosition。SOTYはFWAが毎月選ぶ「The Site Of The Month」(SOTM)の12サイトを対象に、審査員による2回の投票で選出される。42人の審査員は広告クリエイターを中心に、広告を紹介するブログの管理人などが名を連ねる。日本人ではレイ・イナモト氏(AKQA)が加わった。
「The Museum of Me」は2011年6月、フェイスブック(Fb)ユーザーを対象に開設されたキャンペーンサイト。個々のユーザーがFb上に投稿した写真や動画、文章、同サービス上の友人の写真を、美術館風に展示する動画を生成する。ソーシャルメディア上に映像や写真を投稿する行為が一般化したことを背景に、インテルが企業メッセージである「Sponsor of Tomorrow-その好奇心で、未来をつくろう」に基づいてオープンした。生成した動画の鑑賞に重きを置いたサイト構成で、グローバル展開を視野に入れ、さまざまな帯域を想定した動画エンコードと、内部処理の高速化・最適化を図った。
SOTM12サイトを対象に一般投票を行う「People’s Choice Award」では、グーグルのWebブラウザ「Chrome」のプロモーションとして制作された「3 Dreams of Black」が選ばれた。WebGLやHTML5などの技術を用いたインタラクティブ・ミュージックビデオで、クリス・ミルク氏ほか、Google Creative Lab、radical.media、Mirada、North Kingdomらが制作した。
「The Museum of Me」
- 企画制作/Projector+DELTRO+太陽企画+Rhizomatiks+MountPosition
- クリエイティブディレクター/田中耕一郎
- プランナー+プロジェクトマネージャー/大島慎平
- プランナー+ディレクター/谷川英司
- 音楽/高木正勝
- プロデューサー/高橋聡
- プロデューサー+テクニカルディレクター/斎藤精一
- アートディレクター+デザイナー/坂本政則
- インタラクティブデザイナー+フラッシュデベロッパー/村山健
- CGディレクター/早井亨
- CGデザイナー/竹山寛史、安野隆史、根本勇気、東充宏
- CGプロデューサー/仁科敬介
- システムエンジニア+プログラマー/佐々木一、三石浩久
- ライター/リリア・シルバ
- プロダクションマネージャー/濱宜生
- 音楽プロデューサー/秦陽子