朝日新聞社は4月26日、同紙東京本社版の朝刊7ページにわたって映画『テルマエ・ロマエ』(東宝配給)をクリエイティブのモチーフとした広告企画を実施した。
企画にはバスクリン、ロッテ、ロフト、大江戸温泉物語、TOTO、ジャパンゲートウェイの6社が参加、映画のテーマである「風呂」をモチーフに、各社の商品・サービスを訴求する全面広告を出稿した。1ページ目は『テルマエ・ロマエ』製作委員会による映画広告で、2ページ目以降が参加企業各社の広告という構成。
各社の商品・サービスにあわせたポーズをとる同作の主演俳優・阿部寛さんの写真に、それぞれ異なるコピーが付けられている。例えば、ロフトは「ためらうな。欲望に忠実たれ。」、ジャパンゲートウェイのヘアケア商品「レヴール」は「美髪は一日にして成らず。」などといった具合だ。
『テルマエ・ロマエ』は、古代ローマ帝国の風呂専門の設計技師が現代日本の銭湯にタイムスリップし、古代ローマと日本の風呂をめぐって大冒険を繰り広げるというストーリー。原作は月刊『コミックビーム』(エンターブレイン)で不定期連載している同名の漫画作品で、単行本はシリーズ累計500万部を突破したほか、2010年の「マンガ大賞」と「手塚治虫文化賞」を受賞した人気作だ。
今回の企画は、その話題作の映画化作品が公開される4月28日を目前に控えた4月26日=「良い風呂の日」にあわせて実施された。