世界三大広告賞のひとつ、ワンショーのデザイン部門「ワンショーデザイン」の結果が発表された。全81本のペンシル(受賞)のうち、日本は3本のゴールド、4本のシルバー、1本のブロンズを獲得。15本のドイツ、10本のアメリカ、同じく10本のブラジルに次ぐ第4位の受賞数だった。
今年審査委員長を務めたアメリカ Design ArmyのPum Lefebure氏によると、ゴールド受賞作の中でも特に高い評価を受けたのは、オーストリアのソーラーカンパニーの年次報告書。太陽光に反応するインクによって印刷されており、光の下で開くことで初めて内容が読めるようになっている。「革新性、クリエイティビティ、技術がまさに三位一体となっている」と評された。
今年ワンショーデザインには40カ国から約3400点の応募があり、各国から11名の審査員によって審査が行われた。日本からはMR_DESIGNの佐野研二郎氏が審査員として参加している。
日本の受賞作品は以下の通り。
ゴールド
- メニコン「マジック」(電通+ドリル+PARTY)
- 海野海藻店「DESIGN NORI」(I&S BBDO)
- 吉田秀雄記念事業財団「The Ultra Asian」ポスター(電通)
シルバー
- カモ井加工紙「mt ex 広島展」(居山デザイン)
- カモ井加工紙「mt expo」(居山デザイン)
- 吉田秀雄記念事業財団 アド・ミュージアム東京「The Ultra Asian」ポスターほか(電通)
- 「リボネシア」(リボネシア)
ブロンズ
- 忍誠館「空手少年」ポスター(GREY TOKYO)