福岡市は29日、福岡のPRやファッション産業の振興を目的に「カワイイ区」という仮想の行政区を新設した。“区長”として起用されたのは、同県糸島市出身の「AKB48」メンバー・篠田麻里子。公式ホームページ上で“区民登録”をすると、福岡の食文化やファッション情報、歴史などを紹介するメールマガジンが配信される。区民登録は誰でも可能。希望する区民は、9月下旬から福岡市役所で特別住民票(1枚300円)を取得でき、市はこちらの利用にも期待を高めている。
29日、区民登録目標を1万人としていた同区だが、開始からわずか1日あまりで1万5千人を達成、31日11時時点で2万7千人を超えている。ツイッターやフェイスブックも活用し、国内外に魅力を発信していく考え。今後、カワイイ区の趣旨に賛同する企業や企画にビジネスの機会も提供していきたいとしている。本件の広告会社は電通。