イメージソースやワンパク、ワン・トゥー・テン・デザインなど、国内の有力Webプロダクション9社が共同で業界団体を立ち上げた。新たな表現手法の研究開発や人材育成を共同で推進するほか、インタラクティブコンテンツの制作や受発注における共通の基準の確立など、成長途上にある業界の発展に向けた基盤整備にも取り組む。
団体名は「一般社団法人インタラクティブ・コミュニケーション・エキスパーツ」(I.C.E=アイス)で、10月29日付で設立した。実行委員には各社の社長が名を連ね、理事長はその中から1年交代で担当する。初代理事長にはエイド・ディーシーシーの富永幸宏社長が就いた。事務局は東京都渋谷区に置く。団体のWebサイトは近日中に開設する。
具体的には、勉強会やセミナーなどによるナレッジの共有のほか、契約書類などの共通仕様化、法務の相談窓口となる専任弁護士を置き、トラブル処理についてのノウハウも収集する。またコスト要因となるサーバー運用などの共同仕入れや一括発注による会員社のコスト削減にも取り組む。クリエイティブのアワード開設も見込んでいる。
来年4月をめどに新規の会員募集を始める。今後は規模を大きく拡大したいとしている。
会員社は次の通り(カッコ内は本社所在地と実行委員)。
- イメージソース(東京都渋谷区、小池博史社長)
- エイド・ディーシーシー(大阪市、富永幸宏社長)
- ザ・ストリッパーズ(東京都世田谷区、遠崎寿義社長)
- ソニックジャム(東京都港区、村田健社長)
- BIRDMAN(東京都渋谷区、築地ロイ良社長)
- ベースメントファクトリープロダクション(東京都世田谷区、北村健社長)
- ラナエクストラクティブ(東京都港区、木下謙一社長)
- ワンパク(東京都目黒区、阿部淳也社長)
- ワン・トゥー・テン・デザイン(京都市、澤邊芳明社長)