内閣府 北方対策本部は、2月7日の「北方領土の日」に向け、テレビCM「北方領土の灯(ひ)」編を2月1日にオンエアする。北方領土問題に対する国民一人ひとりの関心を高め、返還に向けた行動を喚起することが目的。企画制作は、博報堂とアマナインタラクティブが手掛けた。
CMでは、老若男女さまざまな人が北方領土の返還を願ってキャンドルに火を灯す様子を描きながら、北方領土が豊かな自然に恵まれた日本人の暮らしの場であったことを伝えている。放映期間は、スポット・タイムともに2月7日まで。タイムは、2月7日放送の『いきなり!黄金伝説。』(テレビ朝日)内で放映される。
放映に先立つ1月21日には、「北方領土の日」特設サイトもオープンした。特設サイトでは、北方領土への思いを込めたキャンドルをサイト上に作成・点灯することができ、作成したキャンドルはフェイスブックでシェアすることもできる。閲覧は3月31日までの期間限定となっている。
さらに、「北方領土の日」前日の2月6日には、CMと連動したイベントが都内で開催される。イベントには一般参加が可能で、会場内に設置されたキャンドルに火を灯すことで、北方領土返還への思い・願いを表明することができる。また、特設サイト上で作成・点灯されたキャンドルの数に応じて、会場内に本物のキャンドルが設置される。当日は、内閣府特命担当大臣の山本一太氏や、明治学院大学法学部教授の川上和久氏、エコノミストの門倉貴史氏、そして元島民が来場する予定だという。
「北方領土の日」は、1855年2月7日、日魯通好条約(日露和親条約)が締結されたことにちなみ、北方領土返還要求運動の全国的な盛り上がりを図るために設定された。毎年、東京で「北方領土返還要求全国大会」が開催されるほか、全国各地で講演会やパネル展、返還実現のための署名活動などさまざまな取り組みが行われている。