電通の海外本社「イージス・ネットワーク」は23日、同社傘下のイージス・メディアを通して、オランダに本拠地を置き、ソーシャルメディアに関するコンサルティングや広告事業などを手掛ける「Social Embassy(ソーシャル・エンバシー社)」を100%子会社化したと発表した。
同社は今後、イージス・メディア傘下のグローバル・ネットワーク・ブランド「Isobar(アイソバー)」のソーシャルメディアチームと連携して事業を展開する。電通グループが同国においてこれまで培ってきたデジタル領域の事業体制に、ソーシャル・エンバシー社が持つソーシャルメディア領域の専門性と顧客基盤を加えることで、クライアントに提供するサービスの幅を広げ、収益を拡大したい考えだ。
今後は、デジタル領域における統合力やスケールメリットを活かしたキャンペーン展開などに注力し、同国におけるグループの競争優位性を高めていきたいとしている。