宣伝会議が主催する日本最大規模の公募広告賞「宣伝会議賞」。昨年開催の第50回に協賛した、はしご・脚立メーカーの長谷川工業は、同社の課題で「CMゴールド」を受賞した作品をテレビCM化し、8月8日に東京・大阪エリアで放映を開始する。
今回CM化される受賞作品を手掛けたのは、19歳の現役大学生(筑波大学2年生)・青木美菜代さん。思春期の男女の“甘酸っぱい”やりとりをストーリー形式で描きながら、「ぐらつかない脚立」「軽い脚立」という同社の商品特長をわかりやすく伝えた点が審査員から高い評価を受けた。
応募作品「オチ(落ち)ない彼女」編「モテ(持て)る彼女」編は下記。
CMオンエアに先立つ25日、長谷川工業はその制作風景を捉えたドキュメンタリー映像を同社公式サイト内の特設ページで公開した。この動画は、CMアイデアの発案者である青木さんにスポットを当てたもので、全5話からなるシリーズ作品。青木さんがクリエイティブディレクターとして一つのCMを制作するなかで、広告の作り手として成長していく様子を描く。
各話の内容は、「クリエイティブディレクターのオファー」、「クライアントに演出プレゼン」、「ロケハン・オーディション」、「撮影・編集・試写」、「喜び・達成感・今後の夢」。25日の第1話公開を皮切りに、29日、8月1日、8月5日、8月9日にそれぞれ公開する。
CMの放映を開始する8月8日には、オンエアの様子をユーストリームで実況し、自身が手掛けたCMを初めて目にする青木さんの姿を写しだす。放映開始の翌日、8月9日は青木さんの20歳の誕生日。「19歳」の最後の日に放映したいとの考えから、オンエア日が決まった。
一連のキャンペーンのテーマは、「きっと、夢に、手がとどく。」。
自身のアイデアが実際の広告になるという夢を叶えた青木さんの姿をリアルに描くことで、長谷川工業の「若者の夢を応援する」という姿勢を伝えたい考えだ。
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