東急エージェンシーと東京急行電鉄は23日、交通広告とデジタルコンテンツを連動させるサービス「Clickable Paper × TOKYU OOH」の提供を開始したと発表した。リコーによる画像認識システムを用いたクラウドサービスや無料アプリを活用したもので、第一弾として現在、日本バドミントン協会が東急田園都市線渋谷駅に掲出した駅ばりポスターにて導入している。
具体的には、ユーザーが無料アプリ「TAMAGO Clicker」を使用して対象となる雑誌やポスターの画像を撮影すると、関連するリンク先にアクセスできる。アクセス状況などの効果も測定でき、マーケティングデータの蓄積も可能となっている。
今回の日本バドミントン協会の駅ばり広告では、9月17日に開幕する国際大会「YONEX OPEN JAPAN 2013」を告知。ポスターを撮影すると大会ホームページにアクセスし情報を得ることができる。
今後、東急沿線にて配布されているフリーペーパー「SALUS(サルース)」の誌面でも、同サービスを活用し購買サイトまで誘導する企画を検討している。このほかデジタルサイネージやバス停看板でも同様のスキームを用いることで、広告とデジタルコンテンツの連動を強化していく方針。