企業サイトへのCMS導入や、ECサイトの立ち上げがピークを迎えた2000年代後半を経て、数多くの企業がウェブサイトのリニューアルを実施しています。近年は特に、生活者と直接コミュニケーションズを深める施策を強化し、オウンドメディアへの意識を高め、独自メディアを立ち上げる企業も増加しています。
そうした企業のウェブサイト、ECサイトの担当者へ向け、Webリニューアルに有効な最新サービスを紹介する「宣伝会議 Webリニューアルカンファレンス2014」が開催されました。講演の一部をレポートします。
グローバルウェブサイトの統合を支え、早く、安全に、最適なROIでウェブ配信を実現するアカマイ
企業の製品やブランドの価値を正しく伝え、顧客との接点を増やし、購買意欲を刺激する上でも企業のウェブサイトは重要な役割を担っている。
「ウェブサイトにアクセスした顧客は、店舗やその商品カテゴリーの売り場に滞在する時間が伸びるというデータがある」とアカマイ・テクノロジーズの渡邉氏は話す。
ウェブサイトをグローバル規模で統合することは、近年は多くの企業で行われ、トレンドにもなっている。
「グローバル企業には世界各地にある現地法人でそれぞれ立ち上げているウェブサイトがあり、それらを統合する際の課題は大きく5つある」と渡邉氏。その中でも、一極統合によるパフォーマンスの悪化は離脱率を高めるという。
アカマイ・テクノロジーズは、インターネットをより快適な環境で利用できるプラットフォームを提供している。講演ではアウディホールディングスの事例を紹介。
グローバル拠点のユーザーの低ウェブパフォーマンスなど課題に感じていたという同社は、ソリューションを導入後、ページのロードタイムが90%短縮され、データセンターの負荷も80%オフロードすることに成功。ブランドイメージの向上につながる結果となったとのこと。その他にも、ファーストリテイリングやパナソニックなどグローバルで展開する事例を紹介した。