楽天、リアル店舗を渋谷にオープン——デザインは佐藤可士和氏

楽天は5月29日、同社運営のECモール「楽天市場」で買える食品などを提供する店舗を、東京・渋谷にオープンする。1〜3階で席数は計85席。

電子書籍端末「Kobo」を1〜2階席に設置し、ファッション誌の電子版などが自由に読める。楽天カードほか金融サービスの相談窓口も設ける。楽天の提供するサービスを体験できる場を通じ、同社ネットサービスを利用したことのない消費者を取り込みたい考え。

ジェイアール名古屋髙島屋で「楽天市場」出店店舗の人気商品を販売した物産展では、7日間で約2.9億円を売り上げた実績がある。「同じ商品をネットで注文できるのに、数十万人が、1〜2時間並んで購入されていくのを目にした。リアルの場での買い物に魅力を感じる方はまだ多いことがわかり、楽天のブランドを体感できる場を作りたいと考えた」(楽天 常務執行役員CMO 中島謙一郎氏)

今回、常設する店舗「楽天カフェ」のオープン時間は11時〜23時までで、毎日営業する。カフェ単体で黒字化を目指す。

店内では無線LAN(Wi-Fi)を利用でき、通信速度1Gbpsと利便性を追求した。

1階全席と2階カウンター関では、AndroidタブレットKobo Arc 7HDを設置。『DIME』や『CanCam』など雑誌の電子版を読むことができる。

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