ライゾマティクス、日本人初D&AD賞の年鑑制作に参加

世界的なデザイン・広告賞であるD&AD賞の受賞作品から約2,000点を紹介する公式受賞年鑑「D&AD14」が9月に発売される。今回、その制作メンバーに5カ国のクリエイターが参加し、日本からライゾマティクスが選ばれた。日本人クリエイターが参加するのは初めてとなる。

同賞の年鑑制作は、毎年その年のプレジデントがディレクションを行う。52回となる今回は、世界で注目されるクリエイターを制作メンバーとして招へい。選ばれたのはライゾマティクスの他、オーストラリアのTécha Noble and Emma Price(The Kingpins)、ブラジルのElaine Ramoss、インドのCodesign、ベトナムのRice Creativeのクリエイター5組。

52代目プレジデントであるローラ・ジョーダン・バンバックは「この1年間のうち、世界中のデザイン、クリエイティブコミュニティーを訪れ、沢山の人に会ってきました。多くの作品に出会うだけでなく、その都市、コミュニティにおいてデザインが意味するものとは何かを学びました。そこで、今回の年鑑はこれまでのような西洋、白人、中流階級者、男性によるクリエイティブから離れ、この業界のアプローチを変えるような、新しいデザインの波を起こしたいと思い制作に取り組みました」と語る。現在までに年鑑制作に携わったクリエイターはピーター・サヴィル、ボブ&ロベルタ・スミス、ネヴィル・ブロディ、ピーター・ブレイク卿など。

9月にロンドンで開催されるロンドンデザインウィークにて一般披露を予定。購入はD&ADオンラインショップから。


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