続いて登壇したケビン・エイクロイド氏は「Oracle Marketing Cloud」には「顧客情報の統合」、「顧客と繋がる」、「効果測定」の3点において価値があるとしている。
「顧客情報の統合」では、「Oracle BlueKai」のデジタルマネジメント・プラットフォームによって、全てのマーケティングデータを一つの画面に統合することができる。それにより、統合されたデータを元にオーディエンスの行動、業種、属性に応じて適切な顧客を抽出可能としている。
また、「顧客の繋がる」という点では「クロスチャネル・マーケティング・ソリューションを活用することにより、顧客それぞれを全てのチャネルで管理し、個別のカスタマージャーニーをデザインすることが可能となる。コンテンツ・マーケティング・ソリューションを活用することで、顧客の検討段階に合わせた適切なコンテンツを提供することができる」という。
そして、「効果測定」という点においては「多様なマーケティング分析機能によって、売り上げがどのようにコンテンツやキャンペーンに結びついたのか、その効果と関係性を明確にすることができる」とし、ケビン・エイクロイド氏は企業のマーケティング担当者へ向けて「ベストプラクティスで皆様に貢献したい」と話した。
第2部は同社執行役員クラウドアプリケーション事業統括 多田直哉氏を進行役に「先進企業におけるマーケティングと営業の変革-Modern Marketing in Practice-」と題し、Oracle Marketing Cloudを活用し実績をあげている企業の代表として総合ファッション通販サイトのマガシーク代表取締役社長 井上直也氏と半導体の製造業を中心とするルネサスエレクトロニクス グローバル・セールス・マーケティング本部マーケティングコミュニケーション統括部eビジネス推進部部長の関口昭如氏がそれぞれ「Oracle Responsys」と「Oracle Eloqua」を活用した自社での取り組みを紹介。
第3部では、「Future of Marketers」というタイトルのパネルディスカッションが行われ、ディレクタス代表取締役 岡本泰治氏、デジタルインテリジェンス代表取締役 横山隆治氏とmediba CMO 菅原健一氏がパネラーとして登壇。
顧客中心のマーケティングを進める上での課題や、その課題を乗り越え、企業のマーケターがどのような行動をとるべきかの展望が語られた。