グーグル『Ingress』開発チーム、新作を年末公開へ

世界中に熱狂的なユーザーを持つグーグルの位置情報ゲーム「Ingress(イングレス)」を超える謎解きゲームが登場する――?

グーグルの「Niantic Labs(ナイアンティック・ラボ)」が、今年末の公開に向け、新作のモバイル端末向けゲームを開発中であることがわかった。10月7日に世界30カ国で発売するサバイバルSF小説『ENDGAME(エンドゲーム)』のクロスメディア展開の一環として披露される予定。同作の日本版を発売する学研パブリッシングが9月9日に明かした。

「ナイアンティック・ラボ」は、「Googleアース」や「Googleマップ」を手がけたジョン・ハンケ氏が立ち上げた社内スタートアップ。「イングレス」のほかにウエアラブル端末Googleグラス対応の地域ガイドアプリ「Field Trip(フィールド・トリップ)」を開発している。『エンドゲーム』にまつわるゲーム開発については今年1月に公表していた。

『エンドゲーム』は、ハーパーコリンズ社が北米エリアで初版100万部の発行を予定している大型作品で、米国の作家で脚本家のジェイムズ・フレイ氏と、同じく作家のニルス・ジョンソン=シェルトン氏の共著。フレイ氏は全米300万部を突破した『こなごなに壊れて(A Millions Pieces)』などを手がけている。

日本で『ENDGAME』を発売する学研パブリッシングの特設サイト。発売日に向け、カウントダウンを表示している。

フレイ氏自身が「極めてプロデューサー的視点を持った人物」(学研パブリッシングの担当者)で、「ナイアンティック・ラボ」を巻き込んだのも同氏だという。『エンドゲーム』は、映画『I,Robot(アイ,ロボット)』に携わった20世紀フォックス制作チームによる映画化も決まっており、フレイ氏は資金集めや脚本作りなどにも意欲を見せる。

『エンドゲーム』は「作品そのものがパズル」(前述の担当者)という内容で、国内外の読者が謎解きを進めていく動きなどを特設サイトを用意して紹介する予定。


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