求人情報のコンテンツ化
「JAXAで人工衛星と交信するバイト」、「東京ガールズコレクションのリハーサルでモデル同様にウォーキングをするバイト」…。リクルートジョブズ「タウンワーク」のWEBサイトには、今まで見たこともないような「激レア」求人が並ぶ。
これは今年1月より「タウンワーク」がアルバイト自体のブランディングを目的に行っているキャンペーンの一環。アルバイトをする率が低下する若年層に照準を当て「働くこと」に魅力を感じてもらい、体験をしてもらい、「働く人」自体を増やすことを目的に企画されたものだ。
マスメディアだけではリーチしづらい若年層へのアプローチを考え、「激レアバイト」に応募できるキャンペーンサイトへの誘引にツイッターを活用。数十万の応募を集め、さらに「タウンワーク」自体の求人応募でも大きな成果を出した。
─キャンペーン企画の背景とは。
金井 今回のキャンペーンは一言で表現すれば求人情報の“コンテンツ化”を目指したもの。
『働くこと』自体の価値を高めるというメディアのミッションに基づく長期的な視座に加え、パフォーマンスメディアである「タウンワーク」の成果向上も視野に入れています。
具体的には求人応募に限らず、たとえばECで商品を購入する場合でも最初のコンバージョンのハードルが高いという問題があります。
ECサイトであれば、そのハードルを下げるために初回購入者だけの「お試しセット」などの企画もできますが、「タウンワーク」が扱うのは“求人情報”。ECの様に商品の企画設計でハードルを下げる工夫はできない。それならば、ハードルを下げるくらいの魅力的な“求人案件”をつくってしまえばいいのでは?そんな発想から、生まれたのが今回の企画です。
西原 企画決定後にご相談をいただくとどうしても提案の幅が限られてしまいますが今回、企画当初に金井さんから呼んでもらえたのは良かったですね。
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