——現在、3Minute inc.のCOOを務め、「INSTAGRAMMER.JP」を統括している細川潤さんは今年、サイバーエージェントから移籍してきたと聞きました。これまでのご経歴を教えてください。
はい。2006年に入社したサイバーエージェントには9年間在籍し、メディアの広告営業からAmebaの運用まで、幅広く担当してきました。局長という責任ある立場も任せてもらい、ネット広告については一通り、知見を貯めてきたつもりです。その次に何にチャレンジしようかと悩んでいた中で、3Minute inc.のCEOである宮地洋州と出会い、3Minuteにネット業界を大きく変えていく可能性を感じ、加わることにしました。
——3Minuteのどんなところに可能性を感じたのでしょうか。
3Minuteには、4つの事業があります。①YouTuberやインスタグラマーなどのインフルエンサーのマネージメント。②動画コンテンツの制作。③動画メディアの運用。④動画・インフルエンサーを活用したプロモーション支援、です。発信力を持ったインフルエンサーのマネージメントからコンテンツ制作、メディアの運用までをトータルで実行できる会社はほとんどないと思います。LINEとも業務提携しており、今後の成長を感じました。
——Instagramで活躍しているインフルエンサーのネットワークを事業化した狙いについて教えてください。
3MinuteでYouTuberをマネージメントしていくなかで、「個」が発信する力が強くなっていることを実感しています。弊社がネットワークしているInstagrammerにも数万から数10万人のフォロワーがいるインスタグラマーがいますし、モデルやタレント活動をしていない人でもライフスタイルを発信することで1~5万人のフォロワーを抱えています。3Minuteに所属している人気インフルエンサーのizuであれば10万人以上のフォロワーがいて、そのファンたちは常にizuの動きを追っていて、与える影響力も大きい。
いま3Minuteでは、こうしたInstagramのインフルエンサーを約1000人ネットワーク化しており、その総リーチ数は1000万にもなります。Instagramは、企業が若い層にプロモーションをしていく場として、十分に魅力的。広告主からも日々たくさんの問い合わせをもらっており、その関心の高さが伺えます。
——そのインスタグラマーのネットワークを、企業はどうプロモーションに活用できるのでしょうか。
影響力のあるインスタグラマーに納得してもらった上で、商品を紹介してもらいます。私たちのサービスについてよく誤解されるのか、「単純にお金を支払えば、インスタグラムで商品を掲載してくれるんでしょ」ということ。これでは、企業のプロモーション目標を達成できません。
インスタグラマーごとに、紹介している写真にもテーマや興味関心があり、そのファンにもそれぞれ特徴があります。そのインスタグラマーが普段紹介しているコンテンツに合ったかたちで商品を紹介できなければ、ユーザーにもインスタグラマーにも嫌がられてしまいます。そこで、私たちが企業のプロモーションしたい商材と、その商材に合ったインスタグラマーをマッチングさせているのです。
お問い合わせ/3Minute inc.
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