大丸松坂屋、WeChat決済導入 中国観光客がスマホで支払い

大丸松坂屋百貨店は9月30日、中国のメッセージアプリ「WeChat(ウィーチャット、中国名=微信)」の決済サービス「WeChatペイメント」を、大丸6店舗と松坂屋2店舗の訪日観光客向け売り場に導入する。「WeChat」は日本のLINEに似たサービス。決済後に大丸松坂屋のWeChatアカウントをフォローするよう促し、利用客が帰国した後も、店舗情報やクーポンを配信して再来店につなげる。

中国のテンセントが運営するメッセージアプリ「WeChat」は、2015年6月末時点で月間利用者数が6億人に達している。
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「WeChatペイメント」は、店頭の端末にスマートフォンをかざすと支払いができる利便性が特長。あらかじめ銀行口座を「WeChat」アカウントに登録して利用する。4億人のユーザーがいるという。

大丸松坂屋百貨店の3~8月累計の免税売上高は、前年比4.5倍に急伸した。中国客の免税品の購入額は免税売上全体の約3分の2を占め、決済手段の利便性を高めることでさらなる需要獲得を狙う。2015年上半期の百貨店全体の免税売上は939億円に上り、2014年年間の730億円をすでに上回った。


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