セールスフォース・ドットコムは13日、同社が提供する「Salesforce Marketing Cloud」とヤフーの「Yahoo! DMP」が連携したことを発表した。これにより、企業が持つ「Salesforce Marketing Cloud」内の顧客データと、ヤフーの持つ100種類以上のネットサービスのデータを掛け合わせることで、広告配信の精度を高めることができる。
例えば、消費財メーカーが「Salesforce Marketing Cloud」上でターゲットとする30代女性を抽出。ヤフーの持つ検索キーワードや購入履歴といったデータと掛け合わせ、ターゲットの行動特性や傾向に基づいたクラスター分析を実施。そのクラスターの特性に応じて、それぞれ異なったメッセージの広告をヤフーのDSPやアドネットワークを通じて配信できる。
ヤフー 執行役員 マーケティングソリューションカンパニー長の荒波修氏は同日開催された発表会で、「広告を邪魔な存在ではなく、ユーザーにとって有益な情報に変えるために、今回の連携が貢献する。エンタープライズ領域で圧倒的な地位を築いているセールスフォースとの連携は1年半前から協議を進めており、たいへん期待している」と話した。また、米国セールフォース・ドットコム CEOのスコット・マッコークル氏は、「ヤフーのこれまでの日本での成功はすばらしいこと。今回のパートナーシップは、パワフルでエキサイティングなものになるだろう」と話した。
「ヤフー」に関連する記事はこちら
「セールスフォース・ドットコム」に関連する記事はこちら