【前回のコラム】「ダイノジ・大谷ノブヒコ×グランジ・遠山大輔 2人に無邪気に聞いてみた「ラジオ業界、どうやったら盛り上がりますか!?」」はこちら
(聞き手・文:博報堂ケトル 原利彦)
――皆さん、初めまして。まず、最初に自己紹介をお願いできますか
慶應義塾大学3年のI(男性)です。そろそろ就職活動を気にし始めています。(以下I)
明治大学4年のK(女性)です。来年、IT系の会社に内定をいただいています。(以下K)
立教大学4年のN(男性)です。来年から出版社で働く予定です。(以下N)
明治大学4年のF(男性)です。就職活動がやっと終わって、某自動車会社に内定をいただきました。(以下F)
――今回は、皆さん初対面で話にくいかもしれませんが、忌憚ないご意見を頂戴できれば、嬉しく思います。
早速ですが、皆さん、普段、テレビって観てますか?
I:うーん、そもそも普段の生活でテレビを意識することがないんですよ。ただ、「水曜日のダウンタウン」(TBS)だけは、なんとなくチェックしています。観るのは主に木曜日とか、金曜日とかなんですけど。
K:私はそもそも、テレビを持っていません。ただ、自宅のパソコンにチューナーがついているのでパソコンを通してテレビ番組をたまに観ています。NHKの「朝ドラ」が昔から好きなんで、それは何気に観ているかも。でも、観るのは夜、寝る前なんですが。
――それ、もはや「朝ドラ」じゃないですね。
K:そっか(笑)。あとは、Huluで昔のテレビドラマが観れますよね。それでまとめて観ています。
N:あ、そういうことでいいんだ。じゃ、僕もテレビ、観てますよ。動画サイトでテレビ番組を検索したり。あとはFC2とか。友達が、LINEや、SNSでURLを張り付けて面白い番組を教えてくれるんですよ。
――いわゆる、テレビという機械を通じて観ることはないの?
N:ないです。
F:僕は結構、観てるかも。自分が実家暮らしなので、親がリビングでテレビつけてるんですよ。日曜日だと「イッテQ」(世界の果てまでイッテQ!/日本テレビ)とか。家族でご飯食べながら観ますね。
K,N:おお、テレビっ子!
F:いや、でも、親が勝手にテレビつけているだけだから。僕から意識的に観ることはないです。テレビ番組を観るとしてもやっぱりネットですね。でも、やっぱりテレビ番組って面白いですよ。プロが作っているだけあって、Youtuberとかの動画とクオリティが比べ物にならない。
――なるほど、皆、ある程度はテレビのコンテンツを楽しんではいるけど、リアルタイムにテレビでは観ていないっていう感じですね。なぜでしょうかね?
K:うーん、私も不思議なんですけど、面白いテレビ番組って、夜の早い時間にやってるじゃないですか?その時間って、自分がバイトや友達と会ったりしていて、一番忙しい時間なんですよ。
テレビ局の人ってなんで、わざわざあの忙しい時間に観たい番組、流すんですかね?
――いや、それいわゆるゴールデンタイムっていう時間帯でして、テレビ局の人がよかれと思って強力な番組を集中して流してくれているんですよ(笑)。
I:その感覚が、僕らとは少しずれているかも。19時~22時頃って、それこそ他のことで一番忙しい時間じゃないですか。観たい番組があっても観れない。だから後からネットで探すしかないです
N:あと、僕が、リアルタイムでテレビを観なくなった理由は一言で言うと、「効率が悪い」から、なんです。時間を、効率的に使いたいんですよ。
テレビ番組自体は、ムチャクチャ面白い番組も中にはあるんですけど、外れの番組にあたる可能性もありますよね。CMタイムも要らないし。僕はどっちかというと自分にとっての当たりの情報だけが欲しいんです。テレビだと、外す可能性が高いのが嫌なんです。
――はい、極めて意識高いコメントありがとうございました。おっしゃることは、つまり、自分でコンテンツのタイムマネージメントをしたい、ということですね。ネットだと、探せば自分の好きな時間に好きなものを観れますもんね。
しかしながら、それだと、自分の好きなジャンルの情報しかインプットされない、いわゆる自分が‟タコツボ化“されてしまう危険性は感じませんか?
N:それは、確かに感じるかも。
K:本当にそう思う。でも、仕方ない。テレビより面白いものが、簡単に他に転がっているから。
I:誤解を恐れず言えば、テレビを観ている人って大学ではイケてないグループの人のようなイメージがあります。「こんなに面白いコンテンツが、ネットやリアルに転がっているのに、まだテレビなんかで時間潰してるの?」みたいな。