東京ミッドタウン・デザインハブで、第55回企画展「デジタルメディアと日本のグラフィックデザイン その過去と未来」が始まった。
テクノロジーの進化とともに、変化し広がり続けるデジタルメディア。本展は、計算を主な技法としたグラフィックス、インターネットなどのデジタル環境を活動の場としたデジタルメディア作品に対象を絞って構成している。
会場では日本のグラフィックデザインとデジタルメディアの変革を年表にし、プレデジタルメディアの時代(70年代以前)、 CGの時代(80年代)、マルチメディアの時代(90年代)、ウェブ広告の時代(00年代)という4つの時代の代表作品をパネル、モニター、実物で展示している。
さらに人工知能の発達が爆発的に伸び、予測不可能になるといわれている未来モデルの限界点、シンギュラリティの時代(2045年以降)を近未来ととらえ、コンピュータと人間の将来を見据えた作品や研究も紹介。さらに本展で核となる作家、幸村真佐男、田中良治、東泉一郎、藤幡正樹、暦本純一のインタビュー映像も上映する。
2月6日には、関連企画として、久保田晃弘氏(多摩美術大学 情報デザイン学科 メディア芸術コース教授)、福原志保氏(BCL)、脇田玲氏(慶應義塾大学環境情報学部教授)の三氏を迎えて、シンポジウムを開催。モデレーターはキュレーター 高橋裕行氏、総合司会進行は、JAGDAインターネット委員会委員長で、多摩美術大学美術学部 情報デザイン学科教授である永原康史氏が務める(要申込)。
概要
東京ミッドタウン・デザインハブ第55回企画展「デジタルメディアと日本のグラフィックデザイン その過去と未来」
開催中~2月14日(日)まで
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
11時~19時 会期中無休・入場無料
作品作家
衛星芸術プロジェクト、荒木経惟、出原栄一、imaginative inc.、エキソニモ、金子國義、川野 洋、川村真司、グレッグ・ベア、幸村真佐男(CTG)、ジョン前田、下村千早、庄野晴彦、田中一光、田中耕一郎、田中良治、勅使河原一雅、永原康史、中村至男、中村勇吾、西村佳哲(センソリウム)、林智彦、原田大三郎、東泉一郎、P-House、藤幡正樹、藤本由紀夫、松本弦人、矢島文夫、RADICAL TV、るじるし、暦本純一、脇田玲 ほか予定(敬称略・五十音順)
「東京ミッドタウン」に関連する記事はこちら