大手企業と中堅企業、トップブランドと新興ブランド、中長期キャンペーンと短期販促寄りのプロモーションでは当然有効なメディアや、目的を達成するための重要な指標(KPI)も違ってきます。
予算規模や現在のブランドの立ち位置に合わせた適切な選択、できていますか?
リーマンショック以降、各企業のコスト削減・効率化の意識は劇的に高まりました。広告・宣伝費も例外ではなく、費用対効果や、予算配分の根拠を厳しく求められるようになっています。一方で、生活者を取り巻く環境も大きく動いています。ついに1日のメディア接触時間はインターネットがテレビを抜き、スマートフォンやソーシャルメディアの急激な浸透も伴い、メディア環境は劇的に変化しています。
今までの広告・宣伝は、情報を生活者に届けさえすれば売れるという前提で、いかに生活者にリーチするかということが重要でした。だからこそ、リーチの大きいマスメディアから一方向的なメディアプランを考えることがほとんどでした。しかし、インターネットを中心とした環境の変化により、購買に至るまでのプロセスは複雑化・多様化しました。あらゆる時間・場所に情報との接触点が存在し、購買までの立体的な接触シナリオをプランニングする必要性が生まれています。また、各メディアと購買地点との間をデジタルが接続することで、膨大な生活者のデータが得られるようになりました。
より一人ひとりに適した「関わりの深い」コミュニケーションが可能になった一方で、趣味嗜好を外したコミュニケーションへは見向きもされなくなっています。 ところが、マーケティング上のデータやノウハウは広告主の企業の中に蓄積されていく一方で、そこから導き出される戦略を実現するメディア選択や適切なKPI設定、予算配分についてはノウハウが蓄積されていません。コミュニケーション戦略が複雑化すればするほど、メディア戦略はさらに複雑化し、結局のところその施策が効果があったのか、適切な予算配分だったのかということが見えなくなっているという、歪な状況が今のメディアプランニングには横たわっています。
そこで宣伝会議では、変化した環境に対応した生活者を購買させるプランニングメソッドと、変化や目的に合わせ、それを最適化するKPI設定のノウハウをお伝えします。
メディアプランニング基礎講座
開講日 2016年03月15日(火)
講義時間 10:00~17:20
講義回数 1日集中
受講価格(税別) ¥ 39,000