ラジオ番組の書き起こし記事 ニッポン放送公式サイトで配信

ニッポン放送は28日、公式サイトを刷新し、放送内容を書き起こした記事やオリジナル記事を配信するメディア型のWebサイトとしてオープンした。FacebookやTwitterなどソーシャルメディアでの拡散や、ニュースアプリ「SmartNews」、キュレーションメディアの「antenna*」にも記事を配信し、露出の拡大を図る。

リニューアルしたニッポン放送の公式サイト。放送した番組の内容を書き起こし、再構成した記事や、パーソナリティにインタビューしたオリジナル記事を、毎日10件ほど更新する。

動画広告や広告コンテンツも掲載する。29日時点で掲載している広告コンテンツは、上柳昌彦アナウンサーがブリヂストンの軽自動車用タイヤを履いたクルマを運転する様子を映したタイアップ動画にリンクしている。Webサイトの記事一覧には、記事と同じ体裁で広告の見出しも含める、インフィード広告の枠を設けている。広告コンテンツもその他の記事と同様、ラジオに関連があり、記事を読む体験と変わらないものにするようだ。

「ラジオ受信機以外の接点を設けたい」と、ニッポン放送デジタルソリューション部の長濱純氏は話す。「オンエア時間帯に聞けない、番組全編を聞く時間がないことと、番組の内容に興味を抱くかどうかは別。文章やその他のメディアで、番組コンテンツを届けられないかと考えたことが、サイトリニューアルの背景にある。そこから、番組自体にも関心を持っていただけたら嬉しい」

サイトは、デジタルソリューション部を中心に、3人ほどの編集部立ち上げた。ニッポン放送は2月にバイラルメディア「grape」を買収し、完全子会社としたが制作体制はそれぞれ独立しているという。

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