新規顧客開拓にデジタルを活用するポイントーーBtoB 企業のためのマーケティング塾

宣伝会議は大和広告の協力のもと、「100万社のマーケティング」の読者の中でも BtoB 企業を対象にしたマーケティング塾を設立。Nexalの上島千鶴氏を講師に招き、開催された第3回の講義の様子をレポートします。

東京、大阪と続き、今回は名古屋での実施。製薬関連企業、電子機器メーカーなど、名古屋地域のBtoB企業のマーケティング担当者が参加をした。

「BtoBマーケティングの体系化された講義を受け、社内で活用できるノウハウを学べた」、「ケーススタディをおり交ぜた講義で、自社に近い状況の他社の事例を知れたこともあり、効果が期待できた」という声が多くあがった。

誌面では講義内容を上島氏自らの寄稿により全3回にわけて掲載していく。

デジタルマーケティングで圧倒的に不足するコンテンツ

前号に掲載した連載2回目ではBtoB企業のデジタルマーケティング推進において、圧倒的に不足するコンテンツの活用について概論を解説した。そして新規顧客開拓のためのデジタルマーケティングを実行することを前提に、当社で作成している「マインド別コンテンツ要素マップ」をもとに、大きく4つに区分される、そのプロセスを紹介した。

そのプロセスとは【1.マインド別の行動プロセスを整理する】、【2.顧客の心理を整理する】、【3.必要なコンテンツ要素を整理する】、【4.改善のスタートライン】の4段階。

例えば、当社がある企業のために作成した「マインド別コンテンツ要素マップ」【図1】を見てみよう。

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【1.マインド別の行動プロセスを整理する】、【2.顧客の心理を整理する】を実行し、このような図を作成する。そのうえで、各フェーズ別に【3.必要なコンテンツ要素を整理する】ことになる

次ページ 「行動プロセスのフェーズ別にコンテンツを制作する」へ続く

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