【前回コラム】「どのような「フォトスポット」にすれば、若者がSNS投稿するのか」はこちら
雑誌などを中心とした紙媒体の実売上は下がり、とくに若年層の「紙離れ」が騒がれています。私(現在25歳)が高校生や大学生の時には、毎月2〜3冊の雑誌を定期購読し、雑誌に穴が空くほど熱心に情報収集していたのも、今ではなんだか遠い昔のよう。
私は大学生の頃に、ファッション雑誌の広報プロジェクトという形でインターンをしていました。雑誌が好きで集まっているはずの15人程のメンバーも、今ではコンスタントに雑誌を買っている人は、3人程度。果たしてそのメンバーより若い、今の大学生は、雑誌を買うのでしょうか。また、何を見て買い物にいくのでしょうか。
21~22歳の女子大生3人にズバリ聞いてきました。
雑誌には、情報を求めていない
石井リナ:早速質問なのですが、みなさんは、雑誌は買いますか?
カホさん:全然買わないんですけど、3ヶ月ぶりくらいに、雑誌を買いました。
トモコさん:買わないですね。
レイナさん:先日、半年ぶりくらいに雑誌買いました。
石井リナ:もう雑誌買わないんですね。
カホさん:中高生の時は毎月2冊とか買ってましたね。
一同:(頷く)
石井リナ:買った2人も相当久しぶりとのことですが、買った理由は何なんでしょうか?
カホさん:復刻したカルチャー雑誌だったので、欲しくて買いました。
レイナさん:本屋で立ち読みして、バックの中身や、私服特集などリアルな情報が詰め込まれた特集だったので買いました。
石井リナ:本屋には、みなさん行くんですね?
トモコさん:行きますね。お洒落な本屋とかもあるので、暇つぶしとか、待ち合わせとかでよく行きます。
石井リナ:それでも雑誌は買わないんですか?
カホさん:ファッションやメイクの情報を、雑誌に求めてないんですよね。
石井リナ:(………)驚きです!(笑)
レイナさん:雑誌ってやっぱり情報も遅かったりするので、SNSで十分だなと思っています。あと情報にお金を払う感覚が薄れてきました。
インスタのシェア機能で情報交換をする
石井リナ:では、洋服や化粧品などは何見て買い物に行くんですか?
トモコさん:何かを見て買い物にいくときは、SNSが一番多いですね。
カホさん・レイナさん:私もそうですね。
石井リナ:それは、どのSNSですか?
一同:InstagramとYouTubeですね。
石井リナ:YouTubeもなんですね。
カホさん:海外のYouTuberのファッションやメイクを参考にしています。
トモコさん:Instagramの場合だと、ブランドのアカウントを見て買い物に行くこともあるし、インスタグラマーの投稿を見て買い物をすることもあります。
レイナさん:Instagramって、投稿を友人にシェアできるじゃないですか。友人同士で「これ、かわいい!◯◯ちゃんに似合いそう!」という感じでファッションの情報などはInstagram内でシェアしてしまいます。スクショしてLINEで友人にシェアとかはしないですね。
▼Instagram内でのシェアイメージ
トモコさん:私たちも、これよく使ってますね。便利なので。
石井リナ:そうしたコミュニケーションが日常化してるんですね。超有名インスタグラマーと、1万人〜10万人程度のマイクロインフルエンサーと言われる人たちの投稿だと、どちらを見て洋服や化粧品など購入しますか?
カホさん:どっちもあると思います。
レイナさん:買えるものであれば、芸能人やセレブなどの超有名なインフルエンサーが投稿しているものを見て買いますね。#PRのものとかはスルーすることも多いですが。
トモコさん:リアルなものが多いので、ちょっとしたインフルエンサーの投稿を参考にしてます。
石井リナ:リアルな意見で参考になります、、、