日産自動車とカヤック、新型エクストレイルから発想したスノーボードギア開発、13日まで一般公開

日産自動車は、2013年12月の新型「エクストレイル」の全国発売に合わせ、同車に搭載された先進テクノロジーやコンセプトから着想を得たアウトドアスポーツギア「X-TECH GEAR」を発表した。

開発はカヤックが担当した。高輝度のLEDを身にまとうことができるウェア、センサーを搭載したゴーグルなどのウェアラブルデバイス、LEDディスプレーを搭載したスノーボード、上空からスノーボーダーを撮影するヘリ型撮影ギアなど計5つのスノーボードギアを開発した。

いずれも、同車で使用されている技術やコンセプトを、スノーボードギアに置き換えて実装させている。アウトドアスポーツカルチャーを応援し続けてきた同ブランドならではの企画となっている。一般販売は目的ではなく、コンセプトモデルとしてCMやWebムービー用に製作されたもの。各ギアの詳細は以下の通り。

「ACTIVE RIDE GRIP」

新型「エクストレイル」に搭載されているシャシー制御機能(エンジンとブレーキのコントロールにより、凹凸のある道でも快適に走行する)にインスパイアされたグリップ。走行中のエクストレイルとボーダーをつなぐ牽引グリップギアとして、車から取得できる走行時のデータをディスプレイ部分に表示。車の動きを視覚的にわかりやすく表現することで、ボーダーをサポートする。

「LED NIGHT SUIT」

高輝度のLEDで遠くを明るく照らし、夜間走行時の安全性を高める同車のヘッドライトにインスパイアされたウェア。高輝度のLEDを身にまとうことができ、夜間などの時間帯での安全性の高いプレイを可能にする。

「INTELLIGENT SHOOTING HELICOPTER」

駐車時の運転操作をサポートする自動操舵機能とアラウンドビューモニターにインスパイアされた、ヘリコプター型撮影ギア。ボーダーのヘルメットに装着されたマーカーをセンシングし、ヘリコプターが自動で追跡、搭載カメラでこれまで不可能だった様々なアングルからの追跡撮影を実現。

「ADVANCED DISPLAY BOARD」

車の情報を的確に伝える同車の先進ディスプレイにインスパイアされたボード。ボードの全面をLEDディスプレイ化、速度や加重具合によってLEDの光り方が変化する。滑走モード、ジャンプモードなど、様々な機能を専用アプリで切り替え、ボーダーに新しいライディング経験を提供する。

「SAFETY SHIELD GOGGLE」

衝突などの危険をアラートする同車の安全性能にインスパイアされたゴーグル。周囲の一定距離圏内に急接近してくる別のライダーや障害物に反応してゴーグル内のLEDが点灯することで、事前にライダーへリスクを知らせる。

ギアのプレイシーンや開発シーンを収録したムービーを「X-TECH GEAR PROJECT」Webサイトで公開中。

これらの実機は、12月16日の新車記者会見でメディアに向けてお披露目された。以降は横浜の日産グローバル本社ギャラリーにて1月13日まで、一般向けに公開している。

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