「日本のPR市場」は4351億円、イベント・Webなど対象業種を拡大―PR協会調べ

日本パブリックリレーションズ協会は28日、2014年度の「日本のPR市場」の推定市場規模は4351億円、「PR業売上」は推定948億円だと発表した。2007年から隔年で実施している調査で今回が5回目となるが、PR会社以外も対象とした「日本のPR市場」の推計は初めて。従来はPR会社の売上を対象として「PR業の市場規模」として発表していた。

「日本のPR市場」は、イベント業界、Web業界、出版業界(雑誌編集タイアップ領域)、リスクコンサルティング業界、広告代理店業界(行政広報領域)という、PR会社以外の業種・領域でPR業務を展開している対象業種を特定。業界を横断したPR業務を対象とした市場データが存在していなかったことから、広義のPR市場を検証した。各市場において提供されているPR業務の売上高を算出し、「PR業売上」の推定値に加算し積算した結果、推定4351億円となった。

「PR業売上」は、2015年2月9日から27日に同協会の会員企業203社を対象に調査し、72社(回収率35.5%)から回答を得た。各社の2014年度売上高に基づき、未回答分も含めたPR業全体の売上高は推定948億円で、前回調査(2012年度)に比べて47億円の増加となった。


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