宣伝会議では5月18日、オンライン動画などブランデッドコンテンツの活用について解説する「ブランデッドコンテンツカンファレンス」を開催した。
第1部では、経済産業省が映像制作・発信、効果検証などブランデッドコンテンツ制作に必要な経費の一部(最大1000万円)を支援する取り組み(通称:J-LOD⑤)について、経済産業省の高木美香氏が説明。太陽企画 TOKYOの泉田岳氏による対談が行われた。J-LOD⑤の活用拡大のため、経済産業省と特定非営利活動法人 映像産業振興機構との共催のもと、この補助制度の紹介と活用の可能性についての解説が行われた。
【講演者】
経済産業省 コンテンツ産業課長 高木美香氏
東京大学経済学部、スタンフォード大学 MBA/MA in Education卒。2002年に経済産業省入省。「クール・ジャパン」の海外発信や、コンテンツ・デザイン・ファッション等に代表される「クリエイティブ産業」の育成施策の立ち上げおよび推進に携わる。その後は新興国向けの通商政策や国際標準化政策等の「国際ルール形成」施策を担当し、2018年から現職。創造性を活かした新しい未来づくりがライフワーク。
太陽企画 TOKYO ディレクター 泉田岳氏
太陽企画入社時より国内外の賞を受賞。軽快な会話劇の中に垣間見える人間の温かさが描かれた、視聴者に寄り添った演出が得意。演出だけでなく脚本もこなし、その独特の物語は観る人を引き付ける。2019年、HPB「春」でACCシルバー、そしてディレクターとしてTCC賞を受賞。主宰の劇団ドラマティックゆうやは単独公演3年連続完売、満員御礼の人気をみせる。
第2部では、ブランデッドコンテンツの制作を手がける映像制作会社3社が、制作や活用のポイントについて講演を行った。
「誇り化」する事から始めるブランデッドコンテンツの作り方|エレファントストーン
株式会社エレファントストーン 代表取締役CEO 鶴目和孝氏
1979年生まれ。広告制作会社で紙媒体やPOP、ノベルティのディレクション・プロデュース業務に従事したのちに映像制作会社に転職をするものの映像業界の将来性とタイミングを感じ、3ヶ月で退職し2011年エレファントストーンを創業。
企業の「ストーリー」を表現する映像コンテンツを創り出すためには|パンスール
株式会社パンスール 大阪営業部・リーダー 坂中弘明氏
グラフィック・Web・動画・イベントなど、広告領域における守備範囲の広さ、そして課題の抽出から解決方法・適切なコンバージョンの設定までも可能にする企画提案力が強みです。遊び心のある+αの付加価値をご提供いたします。
広告の先にいる消費者を“ファン”に変える動画コミュニケーション|右脳事件
右脳事件株式会社 代表取締役/プロデューサー 影山二郎氏
2003年に右脳事件を創業。自社内で掲げているビジョンは「Take FUN, Make FUN.」。制作過程から、完成動画作品まで、一貫した“ファン”づくりを社内外に提唱し、動画の手法・アプローチの提案から、その活用方法・運用まで、動画コミュニケーションのコンサルティングを行っている。
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