デジタルOOHプラットフォームを手がけるハイブスタック(Hivestack、本社=カナダ・モントリオール)は8月4日、ライブボード(LIVE BOARD)前社長の神内一郎氏が、日本法人ハイブスタック・ジャパンの社長に就任したと発表した。ハイブスタックは日本でも月間80億回のインプレッション(広告露出回数)を持つという。
ハイブスタックは屋外・交通広告(OOH)の広告枠をWeb上で自動取引し、出稿できるプラットフォームを運営している。ライブボードは2019年にNTTドコモと電通が共同出資して設立した企業で、同年にハイブスタックと提携。同社のプラットフォームを採用し、日本でのデジタルOOHの扱いを始めた。
デジタルOOHは近年、米国でも伸長している分野だが、新型コロナウイルス感染症の拡大で、OOH市場全体が打撃を受けている。米調査会社イーマーケターの2020年6月推計では、2020年の米国デジタルOOH市場規模は27億2000万ドル(約2965億円)で、19年は26億8000万ドルだった。米OOH広告協会の統計では2019年のOOH広告費は86億ドルで、DOOHは約3割を占める計算。