歩き出す年賀状/CLAY
富士フイルムのデザインセンター「CLAY STUDIO」の年賀状には、「CLAYは皆さまと共に既存の枠を飛び出したいと思います」というメッセージが。
その言葉のごとく、飛び出すしかけがあります。左右の四角を切り取って山折り谷折り、立ち上がらせると……
シンプルなつくりでも、メッセージをうまく体現したデザインは心に残ります。
1枚の紙でできた「2022」/三木健デザイン事務所
毎年、「1枚の紙でこんな表現ができるのか!」と驚きのある年賀状を制作されている三木健デザイン事務所。なんと30年ほどつくり続けているそうです。
これを開いて立たせると、こんな形に。
デジタル表現が浸透した昨今だからこそ、紙1枚が持つ可能性が際立って見えますね。
金太郎飴クイズ/セルディビジョン
神奈川に拠点を置くセルディビジョン、昨年は赤べこをモチーフにしたゲーム形式の年賀状でした。
今年はなんともシンプルな二次元コード年賀状。
これを読み取ると、特設Webサイトが開きます。
制作中の金太郎飴の写真から、断面のデザインを当てる選択式のクイズ問題が。当社の社員も応募しておりました。どうか当たりますように!
さて、ここからは2021年末に届いたホリデーグリーティングカードをいくつかピックアップしてお届けします。
パワーストーンモチーフのスカーフ/MUSUBI
クリエイティブカンパニー MUSUBIからは、2枚のオリジナルスカーフが。グリーティングというより、お年賀のようなクオリティです。
それぞれにあしらわれた3つの石のイラストは、オリジナルパワーストーン。3つには、満つ=いっぱいにする/満たす/望みなどをかなえる/満足させる、といった意味が込められています。
六角形の窓からのぞくクリスマス/フェンリル
続いてはフェンリルから、クリスマスに合わせて届いたこちら。
スマートフォンで二次元コードを読みとると、映像が出てきます。
こちらに、先程のカードを載せてみます。
あるものを特定の形で切り取ると、また違った見え方ができる……というメッセージでしょうか。このほかにトナカイやプレゼント、さまざまな幾何学モチーフが流れました。
「額装するカレンダー」/サン・アド
サン・アドからは、毎年恒例のカレンダーが届きました。
今年のご担当はアートディレクター/グラフィックデザイナーの瀬古泰加さん。
娘さんが絵を描くようになったことを機につくられたものだそうです。3種類の額を気分に合わせて自由に選べ、同封の紐を用いて飾れます。
なんなら額に入れるものも自由に書いてもOKとのこと。遊び心がたっぷり溢れたカレンダーでした。
クリスマス仕様のマスクカバー/POLA
POLAから届いたのは、ちょっとしたブックカバーや通帳入れにさえ見えそうな、箔押しのカード。
こちらは開くと「抗菌仕様」のマスクケースになっています。
今ならではの、実用的なグリーティングカードでした。
いかがでしたでしょうか?
来年の今頃はもう少しリアルで交流できる機会が増えまるといいですよね。
では皆さま、本年もどうぞ宜しくお願いします!
【「ユニーク年賀状」のバックナンバーはこちら】
2021年編集部に届いた広告界ユニーク年賀状\2021/(その1、「牛」篇)
2020年「編集部に届いた広告界ユニーク年賀状\2020/」
2019年「編集部に届いた広告界ユニーク年賀状 2019」
2018年「編集部に届いた、広告界ユニーク年賀状20選」
2017年「編集部に届いた、広告界ユニーク年賀状25選【2017】」