花王は2023年1月より、育児両立支援の制度を新設、拡充すると発表した。具体的には、2つあり、1つは、「完全取得必須型 有給育児休暇制度」を新設。これは、男女ともに10日間を完全取得することを必須とするもので、男性の育児参加機会拡大を目的としている。もう1つは、「短時間勤務制度(メリーズタイム・プラス)」の拡充。子の1才4月末日まで、最大1日4時間・週3日までの勤務時間・日数の短縮を可能とするもので、育児期の働き方の選択肢拡大を目的としている。
育児・介護休業法の改正に合わせ、育児を両立しやすい環境整備を各社が行ってきている。
花王グループにおいては、中期経営計画の方針のひとつに「社員活力の最大化」を掲げており、意欲高く働くための仕事と育児の両立支援や、性別役割分業意識払拭に向けた取り組みも重点アクションとしている。男女ともに自身の思い描くキャリアの実現に向けて、意欲高く働けるよう、多様な働き方を選択できる環境・風土づくりを進めたい考えだ。