宣伝会議 2022年Amazonランキングベスト10
(2022年1月1日〜12月26日まで 宣伝会議調べ)
1位『The Art of Marketing マーケティングの技法―パーセプションフロー・モデル全解説』(音部大輔著、2021.12発売)
2位『広告ビジネスは、変われるか?テクノロジー・マーケティング・メディアのこれから』(安藤元博著、2022.3発売)
3位『好奇心とクリエイティビティを引き出す 伝説の授業採集』(倉成英俊著、2022.9発売)
4位『地域の課題を解決するクリエイティブディレクション術』(田中淳一著、2022.1発売)
5位『パーパス・ブランディング~「何をやるか?」ではなく、「なぜやるか?」から考える』(齊藤三希子著、2021.7発売)
6位『広告制作料金基準表 アド・メニュー 22-23』(宣伝会議 書籍編集部、2022.3)
7位『わたしの言葉から世界はよくなる コピーライター式ホメ出しの技術』(澤田智洋著、2022.6発売)
8位『ユーザーファーストの新規事業 社内の資産で新たな成長の種をまく』(中村愼一 著、2022.3発売)
9位『広告界就職ガイド2023』(マスナビ編集部、2022.1発売)
10位『「欲しい」の本質 人を動かす隠れた心理「インサイト」の見つけ方』(大松孝弘、波田浩之著、2017.12発売)
堂々1位は…『The Art of Marketing マーケティングの技法』
「日本マーケティング本 大賞 2022」大賞も受賞した『The Art of Marketing マーケティングの技法』(音部大輔著)が堂々1位に。どんな組織・商品でも応用可能なマーケティング活動の全体設計図である「パーセプションフロー®・モデル」の考え方を紹介し、その使い方、つくり方、検証の仕方までを詳細にわたって解説します。発売後、既に「パーセプションフロー®・モデル」を取り入れてウェブサイトのコンバージョン率が数倍に拡大したという嬉しいお声もいただいています。年明けからは、こうした企業の事例インタビューもアドタイで公開する予定です。
2位:広告産業の10年先の姿を予測する『広告ビジネスは、変われるか?』
2位は広告産業のビジネスモデル変革について論じた『広告ビジネスは、変われるか?』(安藤元博著)。デジタル環境の進展で、企業の提供価値が「モノ」から「サービス」へ転換していく中、広告ビジネスも同様であるとし、DX化した広告ビジネスのあるべき姿を描きます。大局的な視点で広告ビジネスを俯瞰し、未来の広告の姿を描く本書は、まさに年末年始に読むのにふさわしい一冊です。
3位:凝り固まった思考を、柔らかく揉みほぐす『伝説の授業採集』
『好奇心とクリエイティビティを引き出す 伝説の授業採集』(倉成英俊著)が、9月に発売し、見事3位にランクイン。電通Bチームなどを立ち上げ、自称「伝説の授業ハンター」である著者が、国内外の多様な授業や研修を収集。好奇心を刺激する選りすぐりの事例を集めています。350ページありますが「面白くて、気づけば一気読みしていた!」「今年読んだ中で一番読みやすく、面白かった」とのお声もいただいています。年末の忙しさで凝り固まった頭を、柔らか〜く揉みほぐしてくれることうけあいです。
4位:クリエイティブディレクターにステップアップする方法。『地域の課題を解決するクリエイティブディレクション術』
全国38の都道府県で自治体や企業、NPOなどのプロジェクトを担当する田中淳一氏による著書『地域の課題を解決するクリエイティブディレクション術』は、地域のクリエイターならずとも、クリエイティブディレクションの基本を学ぶのにぴったりの書籍です。リサーチの仕方、企画の立て方、チームのまとめ方などを一から学べる内容になっています。デザイナーやウェブディレクター、コピーライターから「クリエイティブディレクター」にステップアップするために、何を身につけるべきかがわかります。コンスタントに売れ続けて、4位にランクイン!
5位:実務家の視点でパーパスを解説する『パーパス・ブランディング』
引き続き注目を集めている「パーパス」の概念。昨年発売の『パーパス・ブランディング~「何をやるか?」ではなく、「なぜやるか?」から考える』(齊藤三希子著)も、今年も読まれ続けました。パーパス関連の書籍は数多く出ていますが、本書は日本企業への導入事例を数多く持つ著者ならではの、実務家の視点で書かれている点が特徴です。
6位:宣伝会議の定番書籍に意外な使い道!?『広告制作料金基準表 アド・メニュー 22-23』
制作物の一般的な制作料金について調べたり、見積もり書の読み解き方を解説する『広告制作料金基準表(アド・メニュー)』。1974年に創刊した定番書籍です。宣伝部のデスクにもよく置かれているのを目にするのですが、制作側にとっても非常に参考になる本だった!というお声が今年はありました。見積もり見本に各工程の料金が掲載されているため、各制作物の制作工程が学べたり、クライアントへの請求の仕方を見直すきっかけになったとか。フリーランスの方々にも実はおすすめです。
7位:来年はもっと「ホメ出し」の増える一年に。『コピーライター式ホメ出しの技術』
「世界ゆるスポーツ」のお仕事などで知られる澤田智洋さん。今年は、コピーライターのやり方で人をホメる『わたしの言葉から世界はよくなる コピーライター式ホメ出しの技術』を上梓しています。名作コピーなどをテンポよく引用しつつ、コピーライターが商品を見るときの着眼点を人に応用し、独自の魅力を見つけて言語化するメソッドを解説。今年あなたの言葉は「ダメ出し」と「ホメ出し」、どちらが多かったでしょうか?来年はもっと人をほめたいな、と思ったらぜひお手に取ってみてください。
8位:事業開発のノウハウを一冊に凝縮した『ユーザーファーストの新規事業』
『ユーザーファーストの新規事業 社内の資産で新たな成長の種をまく』(中村愼一著)は、パナソニックや損保ジャパンで推進してきた筆者が、22年間にわたり新規事業開発を担当した中で培ったノウハウを一冊にまとめた書籍。ユーザーメリットを創出する企画立案から、人・モノ・カネ・ノウハウといった経営資源の集め方、社内を味方につける方法に至るまで、実体験をもとに解説。社内の新規事業開発の担当や、社内ベンチャー公募などを考えている方におすすめです。
9位:広告界に就職したい学生はこちら『広告界就職ガイド2023』
毎年発行の『広告界就職ガイド』が9位にランクイン。大手広告会社のエントリーシート公開、先輩インタビュー、広告関連会社データベースなど、広告界を目指す方の就職活動をサポートします。最新の2024年度版は12月28日に発売になるので、お求めの方はこちらからどうぞ。今年も巻末には人気マンガ『ゾワワの神様』(マスナビ掲載中の新人コピーライターの成長物語。詳しくはこちら)の特別編がついています。
10位:インサイト解説本の決定版。『「欲しい」の本質 人を動かす隠れた心理「インサイト」の見つけ方』
商品開発においてもコミュニケーション開発においても欠かせない「インサイト」の見つけ方を、豊富な事例やフレームワークと共に体系立てて解説する『「欲しい」の本質 人を動かす隠れた心理』(大松孝弘、波田浩之著)。2017年の発売から長く読みつがれるロングセラー書籍、かつ決定版です。
以上、2022年の宣伝会議Amazonランキングベスト10をお届けしました。気になる本があれば、ぜひチェックしてみてください。