梅沢富美男を起用した啓発ポスターや動画を公開
大阪府は、ベビーカーや小さな子ども連れが移動・外出しやすい社会づくりのための啓発活動「ベビーカー(子ども・子育て世帯)外出応援事業」を11月20日から開始した。「大阪子どもとおでかけエール」というキャッチコピーを掲げ、「梅沢富美男劇団」の座長でドラマやバラエティでも活躍している梅沢富美男を起用した啓発動画やポスターを公開。府内在住者のほか、万博を契機に訪れる観光客も含め、ベビーカーや小さな子ども連れの人が外出しやすい機運を醸成する考えだ。
梅沢富美男が親子を演じる啓発動画
公共交通機関や公共施設などのバリアフリー化の進展に伴い、ベビーカーでも利用しやすい環境になってきているものの、さらに利便性を高めるためにはベビーカーの利用に対する周囲の理解と協力が不可欠。同事業を通じて「電車やバスにベビーカーを折りたたまずに乗車することに対する周囲の理解が浸透していない」「子連れだと混雑しているところで肩身が狭い」といった、子育て世帯が外出しづらい状況を改善する。
万博開催を控えていることもあり、国内外からの観光客も含めたすべての人にメッセージを発信するため、幅広い層に親しまれるキャラクターであり、全国的に知名度のある梅沢を起用した。子育て世帯以外にも訴求する必要があるため、「パパタレ」「ママタレ」ではない人を選んだという。
啓発動画では母親、子ども、赤ん坊の3役を梅沢が演じる。電車の中で赤ん坊が泣きだし、周りの目線が親子に刺さる中、梅沢が「そんなときも広い心で見守ろうじゃないの。」とエールを送る内容だ。「梅沢さんの様々なキャラクターにあわせた表現力を生かし、最大限インパクトのある動画となるようにした」という。