「こ育て」に悩むタマノイ酢の担当者に聞く なぜ渋谷にすしのこのOOHを掲出した?

タマノイ酢は11月25日から、ロングセラー商品「すしのこ」のOOHを渋谷駅ハチ公口駅舎壁面に掲出している。

「すしのこ」は1963年の発売以来、すし飯づくりに使われるのが一般的だったが、最近はSNSで「すしのこ」をポテトチップスにかける食べ方やポテトサラダ、マカロニサラダにも活用できることなどが話題になった。

今回の企画意図について、同社 企画室の担当者は次のように話す。

「当社はこれまでもお客さまの声をヒントに商品展開を行ってきたという背景(SNSからのお客さまの声を受け、人気アニメーションとのコラボを実現)もあり、消費者の皆さまと共に『すしのこ』の新しい食べ方、使い方を創造できればと思い、今回のOOH作成に至った」。

「こ育てに、悩んでいます。」というコピーには、「『すしのこ』のことを、もっと知ってもらいたい」「もっと自由に、もっとユニークに楽しんでもらいたい」といった願いを込めたという。

さらに消費者に、より自由な発想で「すしのこ」の新たな使い方を見つけてほしいという思いから、広告の下部に並べたパッケージ画像で奇抜な使い方を表現している。

広告下部に掲載した奇抜な使用方法のイメージ。実際に発売はしていないもの。

さらに担当者は今回の掲出場所の選定理由に関して、次のように説明する。

「流行の最先端であり、現在では国際的な観光スポットにもなっているのが渋谷駅のハチ公前広場。また、若者文化を象徴するこの場所の広告は、SNSでの発信を促す大きな可能性を秘めたバズメディアであると感じている。『すしのこ』=『すし飯』というイメージを取り払い、若年層の皆さんにも、もっと自由に、もっとユニークに、いろんなものにかけて食べてみてほしいというメッセージを最大限にお伝えできる場所、そしてメディアが、渋谷駅ハチ公前広場のハチコーボードであると考えた」。

本広告の狙いとして担当者は、既存の枠にとらわれない「すしのこ」の活用方法を探り、新たな価値を提案、消費者に自由な発想で「すしのこ」を活用し、より身近で手軽な調味料として広げていきたいと話す。

スタッフリスト

企画制作 CHERRY、Rabbit
CD+C+企画 原田堅介
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AD 増田総成
D+I 伊藤めぐみ
CPr 鈴木聡倫、平山遼
掲出 JR渋谷駅 ハチ公改札外(11/25~12/1)
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