「あの○○○がボトルに」サントリー「特茶」がぴったり広告展開中、都営新宿線ほか

イメージ 駅に掲出されている広告。

サントリー食品インターナショナルの「伊右衛門 特茶」は、11月20日から、ボトルデザインに「腹部全脂肪面積 変化量の推移」を示すグラフを追加したことを告知する、交通広告を展開している。

テーマは「ぴったり」。都営新宿線の電車内のドアガラスに貼られた「あの○○○が、特茶のボトルに入りました。」というステッカー広告が、とある駅に止まると駅に貼られた交通広告とぴったり重なり、○○○の中に「グラフ」という文字が映り込む、という仕組みだ。

交通広告は都営新宿線の新宿三丁目駅(電車内5、7号車)、岩本町駅(3、4、6号車)、森下駅(10号車)、五反田駅(3号車)、浅草橋駅(6号車)の8カ所に掲出されている。

イメージ 駅に掲出されている広告。

イメージ 駅に掲出されている広告。

イメージ 駅に掲出されている広告。

駅に掲出されている広告。あえて一見掲出ミスかと思うほどの、情報を削ぎ落した内容とした。

グラフでは、特茶を継続飲用した場合、8週目から脂肪面積の低減が認められたことが示されている。特茶ブランドではここ数年、このグラフをコミュニケーションの核に据えてきた。

イメージ 駅に掲出されている広告。

このアイデアを考えたのは、サントリー食品インターナショナルの伊藤正明氏。それをSIGNINGのメンバーが実現したという。「構想1秒、制作100日。思い付きを全力で向き合ってくれた」と伊藤氏は振り返る。

元の提案は、デジタル上で「グラフ」の文字をパッケージにぴったりとはめるような、Web施策だった。「これ電車でできませんか?」と伊藤さんが案を出し、現在の形を模索していったという。

博報堂のクリエイティブディレクター 関谷アネーロ拓巳氏は実現までの経緯を「電車内と駅広告がぴったり重なる広告枠を一から調べていきました。重なるメディアが見つかっても、電車内と駅の広告の重なり具合のデータが無く、それも実測したり、精緻に計算したり……、東京工業大学出身のメンバーがいたおかげで実現に至りました。掲出動画もチーム総出で撮影。クライアントとエージェンシーの全員野球でこの広告はできています。チームワークとはこういうことだと実感できる仕事でした」と説明する。

制作の背景もXで発信。

また同様の取り組みを、都内のファミリーマート1店舗で実施中だ。

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スタッフリスト

企画制作 サントリー、サントリー食品インターナショナル、SIGNING
CD 貫井直香、細田咲彩
CPr 新関祥子、伊藤正明
CD+企画 谷脇太郎、関谷アネーロ拓巳
C 安達岳
AD 小杉幸一
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企画 綾部守人
D 青山清祐
撮影Pr 見黒広太、江田一然
撮影 小澤塁
AE 田中淳一、山鹿詩織、杉山将太朗、西紗綾、凌智寛


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