インターネット広告推進協議会は27日、インターネットのメディアやツールを活用した優れたコミュニケーション活動を顕彰する「第10回東京インタラクティブ・アド・アワード(TIAA)」の作品募集を開始した。昨年新設された、協賛社による「スペシャルスポンサーアワード」は今年も継続し、グーグルとサイバー・コミュニケーションズが課題を提供する。
審査員長は前回に続いて伊藤直樹氏(PARTY)が務め、ほか9人の審査員が選考を行う。今回から審査に参加するのは千房けんすけ氏(nuuo/exonemo)と長谷川踏太氏(ワイデン+ケネディ トウキョウ)。以前審査を務めていた朴正義氏(バスキュール)も復活する。
10回目の節目を迎えるにあたり、今回のテーマを「でじでじしない」とした。インターネットを使ったコミュニケーション手法が多様化し、日本発のクリエイティブが海外で評価される中で、「ただ目立ちたいだけの“デジタルデジタルした”ものではない作品を見つけ出し、未来へのメッセージとして発信していきたい」と開催意図で記している。前回は、SOURのミュージックビデオ「映し鏡」がグランプリを受賞した。
スペシャルスポンサーアワードは、協賛企業がそれぞれ定めた基準で課題募集や選考を行うもので、一般の部門とは別にエントリーを行う。いずれも未発表の作品を受け付け、学生なども含め参加資格は問わない。選考はTIAAの審査員が携わるほか、各社課題の最優秀作品の制作者にはそれぞれ賞金50万円が贈られる。
募集は一般の部門が3月30日まで(2011年1月1日~2012年2月29日に掲載・ローンチされた広告・サイトが対象)、スペシャルスポンサーアワードが4月27日まで。審査結果の発表は6月上旬にTIAAのWebサイト上で行う。
審査員は次の通り。
▽審査員長
伊藤直樹 (PARTY)
▽審査員
大岩直人 (電通)
嶋浩一郎 (博報堂ケトル)
清水幹太 (PARTY)
千房けんすけ(nuuo/exonemo)
田中耕一郎(Projector)
中島信也 (東北新社)
長谷川踏太(ワイデン+ケネディ トウキョウ)
福田敏也 (トリプルセブン・インタラクティブ)
朴 正義 (バスキュール)