アサツー ディ・ケイ(ADK)が10日発表した1~9月期連結決算によると、マスメディア広告の不振が影響し、売上高は前年同期比4.5%減の2490億円にとどまった。メディア別では、「デジタルメディア」が8.8%増、「OOHメディア」が7.0%と伸びを示したが、主力のテレビ(5.5%減)をはじめマス4媒体はいずれも前年を下回った。
クライアント業種別では、「食品」や「官公庁・団体」、「外食・各種サービス」などで増加した一方で、「飲料・嗜好品」「化粧品・トイレタリー」など多くで前年割れした。
子会社株式の売却に伴う評価損を計上したことなどから、純損益は20億円の赤字(前年同期は2億円の黒字)となった。