アサツー ディ・ケイ(ADK)が16日発表した調査結果によると、地上デジタル放送対応のテレビやチューナーなど受信機の普及をめぐって、家庭内にある2台目以降の地デジ対応に遅れが見られることがわかった。9月時点での対応受信機の世帯普及率が81.9%と、最も使われているテレビで地デジ化が進む一方で、2台目のテレビの対応率は60.2%にとどまった。
調査は全国の15歳以上男女を対象に、9月24~29日にインターネットで実施。9094人から回答を得た。
テレビを2台以上保有している世帯は63.9%。そのうち、37.5%が地デジ未対応だった。アナログ放送が停波する2011年7月までに対応予定と回答した人を含めると、2台目まで地デジ化するのは全体の81.6%の見通し。
2台目以降の地デジ対応についての意向を年代別に見ると、最も高い60歳代以降で70.3%。若年層ほど低く、20歳代は45.6%だった。