20年後の社会を想定した自由なアイデアを学生から募る「MIRAI DESIGN AWARD(未来デザインアワード)2030」の審査員に、建築家の中村拓志氏が加わることがこのほどわかった。アワードは電通と博報堂が全国の大学らと共同で運営するもので、両社のスタッフや大学教員らとともに選考に携わる。
未来デザインアワードは、社会のあるべき将来像を描く目的で電通と博報堂が共同で設立した「MIRAI DESIGN LAB.」(未来デザインラボ)が主催するもの。対象は2011年4月以降も在籍している大学生、大学院生で、締め切りは23日(消印有効)。
中村氏は、羽田空港の国内線第2旅客ターミナルのリニューアルを手がけた若手で気鋭の建築家。運営事務局によると、異分野からもう一人の審査員が加わる予定。
公募するアイデアは広告分野に限らず、経済や文化、環境など幅広いジャンルが対象。企画書のほか、グラフィックや動画作品などあらゆる形態で応募できる。選考に残ったアイデアを考案した学生は、電・博のスタッフらとのワークショップに参加し、7月までに何らかの形で発表する予定。企画をまとめた書籍の出版なども視野に入れている。
「MIRAI DESIGN AWARD(未来デザインアワード)2030」