ラジオのインターネット経由での番組同時配信を行うラジコの岩下宏社長は17日、宣伝会議の取材に応じ、放送データと同期して広告を表示する「シンクロアド」の実験を進めていることを明らかにした。
ラジオCMの放送データがネットを通じ、パソコンや一部のスマートフォン(高機能携帯電話)で動くラジコの聴取ソフトに届くタイミングに合わせて、広告を表示しようというもの。シンクロアドは、電通が特許を取得している。実証実験を経て12月から本格稼働したラジコは、出資する民放ラジオ13局が払う配信料で運営しているが、広告配信手法を確立させて独立採算を目指したい考え。