全米で最も有名なホームレス、クラフトCMに声の出演

米オハイオ州コロンバスで物乞いをしていた、元ラジオアナウンサーでホームレスのテッド・ウィリアムズさんは、地元紙「コロンバス・ディスパッチ」3日付Web版ビデオで「神の声を持つホームレス」として紹介されると、ユーチューブなどを通じてバイラルが広がり人気が沸騰、一夜にして全米規模の大スターとなった。

低音で渋い声を持つウィリアムズさんにはその後MTV、ESPN、NFLなどから仕事の依頼が殺到、そのなかから地元NBAのクリーブランド・キャバリアーズの仕事を引き受けることが決まった。さらに6日に出演したNBCのモーニングショー「トゥデー」で、クラフト「マカロニ&チーズ」CMのボイスオーバーを担当することを本人が明らかにした。

クラフト広報担当のリン・ガリアはアドエージ誌の取材に対し「皆さんと同じように、我々も広告会社もウィリアムズさんの話に感動しました。彼の驚くべき声は弊社のキャンペーンにぴったり」と述べた。CMは9日の同社提供のカレッジフットボール「クラフト・ファイト・ハンガー・ボウル」(ESPN)から放送開始された。(松本泰輔)

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