英国のリサーチ&ブランドコンサルティング会社ユーガブがこのほど発表した、「2010ブランドインデックス・バズ・ランキング」によると、2010年総合部門の1位には前年(09年)2位のサブウェイが躍り出た。前年1位のグーグルは5位に後退、フォードは50位圏外から3位へ大きく躍進した。
本ランキングは、広告、ニュース、口コミなどで見聞きした42部門の約1100ブランドについて米国の18歳以上の男女にヒアリングし、肯定的な意見から否定的な意見を差し引いた数値を高い順にランキングしたもの。
レストラン業界誌「ネーションズ・レストラン・ニュース」はサブウェイについて、「5ドル(400円)の1フットロング・サンドイッチ(約30センチ)に見られるバリューの高さと、年間を通じてヘルシーなファストフードというポジショニングを広告で訴求したこと」と指摘している。
またフォードの躍進についてブランドウィーク誌は「人気テレビ司会者マイク・ロウを起用したCMの評判がいいことと、政府の援助を受けていない唯一の米系自動車会社であること」と述べている。
このほかリコール問題で揺れたトヨタとタイレノール(頭痛薬・鎮静剤)、それにメキシコ湾で海底油田漏えいを起こしたBPが「最もバズポイントが減少したブランド」の上位3位を占めた。(松本泰輔)