日本新聞協会が24日発表した調査結果によると、今年1月1日付の新聞で注目を集めた広告は、パナソニックの「環境革新企業」(全面・カラー)だった。同社は「3Dビエラ」(全面・カラー)、「エナジーソリューション」(全面・カラー)も出稿しており、広告主別の集計でも1位となった。
全国の15~69歳男女に、元日付の加盟社中64紙の本紙、第二特集などすべての広告を対象に、「目を引いた・気になった」広告を5つ選んでもらい、最も回答が多かった広告を、「正月広告注目度No.1」とした。1~4日にかけて4020人から、インターネットで回答を得た。
「目を引いた・気になった」広告の順位は次のとおり(広告主、広告内容、想起数の順)。
- パナソニック (企業広告) 1287
- サントリー酒類 (ザ・プレミアム・モルツ) 1268
- トヨタ自動車 (企業広告) 1004
- キヤノン (企業広告) 755
- 日立製作所 (企業広告) 724
- 資生堂 (企業広告) 538
- 日産自動車 (企業広告) 491
- パナソニック (3Dビエラ) 458
- 日本マクドナルド(企業広告) 455
- 花王 (企業広告) 379
元日の新聞広告に関しては、「企業姿勢や考えが伝わってくる」と答えた人が62.1%、
「初売り広告情報を楽しみにしている」との回答が56.4%だった。
新聞協会は今後、脳科学的見地からも正月の新聞広告を調査する予定で、3月下旬ごろに
結果を発表する。脳波測定と目の動きを測定する技術を組み合わせて「新聞広告の読まれ
方」を分析する。