「ソーシャルメディアで消費者と対話」――NTTコムが管理ツール発売

NTTコミュニケーションズは24日、企業向けソーシャルメディア管理ソフトウエア「CoTweet(コツイート)」の販売を3月1日に開始すると発表した。「フェースブック」や「ツイッター」で、消費者がやりとりする内容を集めたり、企業アカウント宛ての問い合わせなどを一元的に管理する。塚本良江マーケティング・ソリューション室長は発表の席上で、「ソーシャルメディアに企業情報を投稿しても、従来型広告と同様に一方向のコミュニケーションにとどまる。消費者と対話することが企業トレンドとなっている」と紹介した。

米コツイート社が提供するソフトウエアを日本語化、国内で独占提供する。ソフトは、管理するツイッター・アカウント数などで分けられ、月額6万3000円と月額15万7500円の2種類がある。また初期導入費として最低26万2000円かかる。初年度で70社ほどへの導入を目指す。無償だが日本語化されていないスタンダード版もある。

ツイッターやフェースブック上で、自社ブランドや競合ブランドについて交わされる消費者の声を一画面で閲覧、フォロワー(閲覧登録者)数やインプレッション(表示)数、リツイート(引用投稿数)数などのリーチ(到達)数を分析できるほか、各メディア経由で寄せられた消費者からの問い合わせを管理できる。問い合わせは、各担当者に返答するよう割り振ったり、回答率や回答にかかる時間を測ったりと、顧客管理システムと同様の機能を持つ。

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