米バーガーキング(BK)と担当広告会社の米クリスピン・ポーター&ボガスキー(CP&B)は18日、04年から続いていた契約を解除するという共同声明を発表した。
両社は声明で、「バーガーキングとCP&Bは7年半の間、とても素晴らしい成功を収めてきました。その期間、我々が共同で制作したクリエーティブは、数々の革新的でエンゲージングなBKブランド・キャンペーンとなりました。我々が達成したことに誇りを持つ半面、ここでお互いに別の道を歩むのが最良と判断しました。我々はお互いの仕事のファンであり、今後の両社の成功を祈っています」と明かした。
クリスピン社はこれまで「サブサービエント・チキン」「ワッパーサクリファイス」などのヒット・キャンペーンを手がけ、マスコットキャラクター「キング」などをつくりBKブランドを強化した。
バーガーキング北米担当CMOのマイク・カピット氏は2010年12月、グローバルCMOのナタリア・フランコ氏は今年2月にそれぞれ退職しており、同社は現在マーケティングの新体制をつくっているとも言われている。カンター・メディアによると、同社の年間広告予算は約3億ドル(240億円)。バーガーキング広報は6月までには新しい広告会社を決めたいと述べた。(松本泰輔)