米ソーシャルメディア評論家マーク・フィデルマンは24日、フォーチュン500企業のトップ100社のCMO(チーフ・マーケティング・オフィサー=最高マーケティング責任者)とCCO(チーフ・コミュニケーションズ・オフィサー=最高コミュニケーション責任者)について、彼らのソーシャルメディア利用状況の調査結果を発表した。
100社のCMOとCCO143人の中で、自身のツイッターのアカウントを持っているのはわずか15人のみ。しかも全体の15%はソーシャルメディア利用率ゼロと、ソーシャルメディア・リテラシーが低いと指摘した。
フィデルマン氏は「eマーケター社は2011年ソーシャルメディアへの広告費は前年対比55%増の30.8億ドル(2464億円)と予測しているにもかかわらず、フォーチュン上位100社のCMOが個人的に使いこなしていないのが事実」と述べた。
またフィデルマン氏は「ソーシャルメディア達人トップ20(男性11人、女性9人)」も発表し、少なくとも彼らはソーシャルメディアを利用し理解していると述べた。1位はアップルのフィリップ・シラー、2位はグーグルのニケッシュ・アローラ、3位はGEのベス・コムストック。(松本泰輔)