アニメ企画・制作ノウハウ取り入れ
博報堂は5日、アニメーションの企画・制作ノウハウを生かしたクリエーティブ・プランニングを行う新会社を1日付けで設立したと発表した。アニメーション「攻殻機動隊 S.A.C」や「東のエデン」などを手がけた神山健治監督を迎え、同監督と博報堂の古田彰一クリエーティブディレクターが共同・最高経営責任者(CEO)に就く。
資本金は3000万円で、出資比率は博報堂51%、博報堂DYメディアパートナーズ32%、神山健治10%、ほか7%。商号は「STEVEN’ STEVEN(スティーブンスティーブン)」とした。当初は6人体制を敷く。
消費者の共感を得るストーリーづくりに重点を置き、商品がもたらす社会の変化を描いて消費者に訴える。商品開発からキャンペーンディレクションまでを視野に入れ、年間10~15件の案件受注を目指す。収益はコンサルティング・フィーやクリエーティブ・フィーとして得る。